※希少種は集計表から除外していますので、報告数と数が合わない場合があります。
※添付する表を改定し、「日本鳥類目録改訂第7版」の分類番号を付しましたが、並び方は従来通りアイウエオ順とし、出現の可能性のある種名を追加しています。
※「たろやまの郷」と「たかおの杜(成山)調整池」では、環境の違いから生息する鳥の種類が違いますが、集計表には新記録種を随時加え、共通のものを使用します。
※種数で( )書きがあるのは、鳴き声だけでは判断できないシロハラとアカハラを、同じ日に鳴き声を聞き、別の場所でシロハラもしくはアカハラを視認した時に、1種増えるかどうかという場合や、詳細を確認できなかった〇〇の仲間を意味する「sp.」がいた場合です。
2024年12月2日 11月のたろやまの郷の野鳥情報
ようやく木々の葉が色づいてきましたが、今年は秋が短い気がします。
11月の観察回数は22回で、観察された種と羽数は28(29)種577羽でした。
ピックアップした日は、11月30日で、12(13)種40羽。
今月の初認はアオジ、アオバト、アカゲラ、シメ、シロハラかアカハラ、ベニマシコ、ミソサザイ、ルリビタキと一挙に増えました。これからさらに落葉が進むと、鳥の姿が見やすくなります。野鳥観察の季節になりました。
※「日本鳥類分類」が改訂されました。添付のエクセル表中の鳥名は便宜的にあいうえお順にしてありますが、分類番号は「日本鳥類分類第8版」のものに変更しました。外来種は1000番以降の4桁の番号が与えられています。
2024年11月2日 10月のたろやまの郷の野鳥情報
10月の観察回数は18回で、観察された種と羽数は23種316羽でした。 ピックアップした日は、10月7日で11種20羽でした。
セミの終認は、確認したのはアブラゼミだけですが10月19日でした。
今季は例年に比べて紅葉と落葉が遅く、木々にはまだたくさん葉が残っています。メダカ池のモミジも紅葉していないので、10月31日撮影の写真を報告書に載せました。
冬鳥は総合公園でアトリが観察されているぐらいです。
2024年10月7日 9月のたろやまの郷の野鳥情報
9月の観察回数は14回で、14種83羽でした。
まだセミの鳴き声で鳥の声がほとんど聞こえず、加えて薮蚊の猛攻があるため、観察回数は少なくはなかったものの、観察時間が短くなりました。 ピックアップした日は、9月30日で6種11羽でした。
報告書には、たろやまの郷での野鳥撮影がなかったため、佐倉の城址公園で撮影したエゾビタキを載せました。10月になると冬鳥の飛来が始まります。
2024年9月2日 8月のたろやまの郷の野鳥情報
8月の観察回数は6回で、7種22羽にとどまりました。
例年、夏はセミの鳴き声で鳥の声がほとんど聞こえず、加えて薮蚊の猛攻があるため観察時間が短く、回数も少ないのです。 ピックアップした日は、8月22日で5種7羽でした。
毎朝のように「たろやまの郷」の近くは通るのですが、足を踏み入れての調査をしていないので記録には入っていませんが、ほぼ毎日、ガビチョウの鳴き声が聞こえます。
2024年8月2日 7月のたろやまの郷の野鳥情報
7月の観察回数は3回だけでした。8種30羽を確認しました。 ピックアップした日は、7月23日で6種12羽です。
ガビチョウが毎回観察され、これは「たろやまの郷」および「旧郷土の森」の周辺で繁殖したと思われます。ガビチョウは特定外来生物に指定されていますが、初認から2年でこの増え方ですから、在来種にとって大きな脅威だと思われます。
2024年7月1日 6月のたろやまの郷の野鳥情報
木の葉が茂り始め、野鳥の姿を見ることが難しくなってきて、6月の観察回数は7回と激減しました。
報告書の中の画像は、6月6日早朝に小名木川周辺で撮影した二ホンノウサギです。 二ホンノウサギには6月9日に「たかおの杜調整池」周辺でも遭遇しました。
ニイニイゼミの初認は6月22日に佐倉市直弥、たろやまの郷では6月29日でした。
2024年6月1日 5月のたろやまの郷の野鳥情報
早朝に調査に行く回数が増えたので、日中にはあまり見られない(聞けない)記録がありました。昨年から急に増えたガビチョウ(特定外来生物)が鳴く声が、あちこちから聞こえます。なかなか姿を見ることが出来ない鳥なので、小名木川周辺で5月12日に撮影した画像を添付します。
ホトトギスの初認は5月18日、5月15日には、市民田んぼで雛4羽を連れたカルガモが見られました。(報告書の画像には雛は3羽しか写っていません)
ガビチョウ
2024年5月2日 4月のたろやまの郷の野鳥情報
キビタキが飛来して、早朝6時台に調査に行く回数が増えたので、日中にはあまり見られない(聞けない)記録がありました。今回はエクセルの報告とは別に、写真を添付します。
キビタキの初認は4月14日(別添の写真1)でした。その頃から郷内でツミの鳴き声が聞こえるようになり、4月15日にはコナラ林の中でツミが飛び回り、杉の木に巣材の小枝を運び込む姿が見られました。(報告の記録内の写真)ツミは小鳥類を捉えるので、コナラ林での繁殖は脅威になると思っていましたが、カラスが集まってきて、それを追い払おうとするツミと争う場面が展開されました。結局、コナラ林の巣は作りかけのまま、放棄されました。
4月18日から数日間は、田んぼでオシドリのつがいの姿(別添の写真2)が見られました。18日には、♂がメダカ池脇の高い枝にとまる姿(別添の写真3)が見られました。オシドリは木のウロで子育てをするので、たろやまの郷内にフクロウ用に架けた巣箱(今季は3つに増えました)で営巣する可能性があります。
田んぼにサシバが飛来し、カエルを掴まえて枝で食事する場面(別添の写真4)も見られました。
野鳥の鳴き声がシャワーのように降り注いでくる早朝(日の出後~6時台)が、観察のオススメです。旧郷土の森・つくし座団地側から「たろやまの郷」に入った方が、逆光にならないので鳥の姿は良く見えます。駐車場から田んぼへの坂道を下す際も、静かにゆっくりと歩いて、鳥を飛び立たせないように観察するのがポイントです。
今季はキビタキが例年になくたくさん飛来しています。市内のあちこち(栗山小鳥の森、総合公園など)でキビタキが観察できます。キビタキの鳴き声は以下で聞くことが出来ますので、出かける前に予習して、鳴き声を頼りにその姿を見つけてください。
バードリサーチ鳴き声図鑑| バードリサーチ / Bird Research (bird-research.jp)
鳴き声で探そう!|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動 (suntory.co.jp)
オシドリ
キビタキ
オシドリ♂
サシバ
※訂正:ツミではなく、サシバの誤りです。
2024年4月1日 3月のたろやまの郷の野鳥情報
3月は21回の観察で、トータル31(32)種599羽を確認しました。 ピックアップした日は、最多出現種を記録した3月22日で、18種28羽です。
3月はカワセミの飛来が3回、コサギが2回、確認しました。
昆虫と鳥類の初認日:テングチョウ(3/16)、ビロードツリアブ(3/17)、ツバメ(3/24)、サシバ(3/29)
2024年3月2日 2月のたろやまの郷の野鳥情報
2月は10回の観察で、トータル27(28)種339羽を確認しました。 ピックアップした日は、最多出現種/数を記録した2月1日で、19種58羽です。
2024年2月2日 1月のたろやまの郷の野鳥情報
1月は19回の観察で、トータル28(29)種800羽を確認しました。 ピックアップした日は、最多出現種/数を記録した1月29日で、15種55羽です。
たろやまの郷では枯死木の伐採が行なわれていますが、場所によっては、落下しそうな枝がまだありますので、注意して散策をお楽しみください。