1月1日 12月の野鳥情報
「たろやまの郷」での今年の野鳥観察は、他県へ行くことを自粛し、たろやまの郷が主な観察地になったこともあって、年間の観察回数(日によっては2回)は219回に及びました。
年間の観察記録のベスト10は以下です。
1. ヒヨドリ 1090
2. メジロ 1063
3. シジュウカラ 628
4. ハシブトガラス 558
5. エナガ 469
6. ヤマガラ 459
7. コゲラ 355
8. ウグイス 345
9. アオジ 128
10. キジバト 116
2020年は、これまでに記録がなかった希少種もいくつか記録され、たろやまの郷の生物多様性が証明されました。希少種の出現が確認された場合でも、保護を第一と考え、公表はいたしません。
今月ピックアップしたのは、最多数を記録した27日で21種88羽でした。
添付する表を改定し、「日本鳥類目録改訂第7版」の分類番号を付しましたが、並び方は従来通りアイウエオ順とし、出現の可能性のある種名を追加しました。
(W.N.さん)
12月1日 11月の野鳥情報
11月は天気にも恵まれ、足しげく通ったために調査回数は20回でした。
11月中に32種569羽が確認されました。最多出現種はメジロの136羽、次いでヒヨドリ
の119羽、エナガの52羽、シジュウカラ51羽でした。
10日と29日にトラップにアライグマが1頭ずつ掛かり、無人カメラで撮影されていた2
頭とも捕獲できたようです。
総合公園の池にコブハクチョウが2羽、飛来しています。コブハクチョウは、本来日
本には分布していない外来種です。
(W.N.さん)
11月2日 10月の野鳥情報
10月は雨が多く、間が空いた時もあったので、実施したのは12回、出現数合計は362羽でした。最多種、最多数を記録したのは、10月5日と27日で、15種52羽でした。9月は28日をピックアップしていますので、ほぼ1か月後の10月27日をピックアップしました。
写真は、今年もやてきたマヒワです。総合公園でアキニレの種子を食べる姿が観察できます。10月末でおよそ50羽の群れになっています。
例年、セミの終認日を記録していますが、今夏、たろやまの郷での記録は以下です。
ミンミンゼミ9月28日、アブラゼミとヒグラシ10月12日、ツクツクボウシ10月13日。
(W.N.さん)
10月2日 9月の観察情報
8月31日 8月の観察情報
連日、気温が高い日が続いています。
たろやまの郷では、セミが勢いよく鳴いています。ツクツクボウシとヒグラシの初認は8月3日、ミンミンゼミの初認は8月19日でした。
セミの鳴き声で野鳥の鳴き声がかき消され、ほとんど聞こえません(毎年のことです)。
8月1か月間に17回観察した割には、出現総数は12種149羽と極めて少なく、記録ゼロの日もありました。 ピックアップした日は8月3日で、8種21羽でした。
夏の間、樹液に群がっていた甲虫類の姿は、8月下旬になってほとんど見なくなりました。
「たろやまの郷」に限らず、カシノナガキクイムシの被害は県内の広範囲に及んでいて深刻です。 (W.Nさん)
8月3日 7月の観察情報
7月3日 6月の観察情報
6月1日 5月の観察情報
5月1日 4月の観察情報
4月1日 3月の観察情報
3月3日 2月の観察情報
2月中に11回の観察を行った中から、ピックアップしたのは2月10日の記録です。
2月8日に倒木の大掛かりな処理が行われ、ヤマザクラルート、スダジイルートが通れるようになりました。また、27日からは県有林の倒木処理のために、線路際の県有地(つくし座団地奥)から、重機を入れるための進入路を作る作業が始まり、斜面の伐採が行われ、作業が進んでいます。
2月のトピックは、何といってもイノシシ(体長1メートル弱の幼獣)が出現したことで、13日朝に無人カメラでその姿が捉えられ、翌14日10時ごろには撮影されました。田んぼの周辺の何か所かが掘り起こされ、足跡も多数残っていました。
2月19日には佐倉市の公園でウグイスの初鳴きを確認し、翌20日には「たろやまの郷」でも確認しました。例年より1週間程度早かったようです。17日にはアオダイショウが姿を現わし、アマガエルが鳴いていました。冬鳥がそろそろ渡っていく時期です。
(W.N.さん)
2月1日 1月の観察情報
1月中に13回の観察を行った中から、ピックアップしたのは1月24日の記録です。
この日は竹藪の向こうの線路際から聞こえてきたベニマシコの鳴き声は、たろやまでは珍しく、出口近くの木にカケスがとまってくれたのも、めったにないことでした。
(W.N.さん)